希望が健康と幸せを保つ方法
年齢を重ねるにつれて、喪失感やネガティブな感情に悩まされている方も少なくないです。
その理由の一つとして、「希望」が見えないということが挙げられます。
希望がない時や戦いに終わりが見えない時、人々は耐え忍ぶ意欲を失ってしまいます。
希望を失うことは、時に自殺に繋がってしまう可能性もあるので、希望を維持することは非常に大切です。
そこで今回は、希望を持つことのメリットをご紹介します。
そもそも希望とは?
希望とは、たとえポジティブな結果が得られる可能性が低くても、その目標に向かって粘り強く頑張ろうとする動機のことを指します。
10代の若者~中高年の大人には、希望を達成することは簡単ですが、年齢を重ねると、繰り返し起こる健康問題や経済的な問題、人間関係の問題など、障害にぶつかり続けることが多いので難しくなってしまいます。
その為、高齢者のための希望は、“粘り強く成熟した希望 “でなければいけないのです。
希望というのは、変化をもたらすための意志の力と行動の力を意味するといえるでしょう。
希望がない人でも希望を築くことができる方法とは?
ハーバード大学の「HumanFlourishingProgram」の研究では、平均年齢66歳の約13,000人を対象に、希望の影響を調べた結果、生涯を通じて希望を持っている人は、身体的な健康状態が良く、社会的な恵まれており、長生きしていることが分かりました。また、慢性的な健康問題の減少、うつ病の減少、不安の減少、癌のリスクの低下につながったと報告されています。
長期的に希望を維持することが私たちにとってとても良いことなのであれば、どのようにして希望を増やしていったらいいのでしょうか?あるいは、希望がない場合は、希望を築くにはどうすればいいのでしょうか?
4つの方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
①前向きになれる情報を得ること
YouTube、ブログやポッドキャストを介して、見たり、読んだり、聞いたりしてみてください。
前向きになれる情報を得ることで、必然とやる気が起こり、それが希望を増加させるはずです。
しかし、単発的なものだけでは持続性が短いことが多いので、定期的に参加するようにしましょう。
②占いなどを利用して未来の目標を立てる
精神のバランスを保つために、パワースポットに出向いてみるのもいいでしょう。
神社やお寺をめぐるのもいいですが、自分のパワースポットを作っておくことで、精神の調和を見つけるきっかけになるはずです。また、占いなどを利用してこれから来る未来を見つめて目標を立てることも効果的です。
③過去に許せなかったことも許す
過去を思い返してみた時に、当時許せなかったことを許すことで希望が生まれます。
また、うつ病や不安を軽減することが医学的にも明らかになっているので、許すことを意識していきましょう。
許すことは、自分を傷つけたできごとに対して最後の封印をするようなものです。自分に起こったことを忘れることはないでしょうが、これ以上そのことに縛られなくなります。
そのような感情に向き合い、自分を強くするために必要なものや、自分が向き合わなければならないものが分かれば、将来自分をもっとうまく扱えるようになるはずです。
by Andrea Brandt博士(Psychology Today)
④憧れの人を見つけること
自分が勇気をもらえる憧れの人を見つけることもいいでしょう。
27年間の投獄に耐えながらも、粘り強く新しい国家を築き上げたネルソン・マンデラ。
大恐慌時代の10年間、何百万人もの人々に希望をもたらしたルーズベルト大統領。
冷戦に永遠にとらわれていると思われた世界に希望をもたらしたレーガン大統領。
有名人でなくても、自分が希望を持てるヒーローのような存在がいる事で希望を持つことができるはずです。
永続的な希望を持つ事で心も身体も健康的に
年齢を重ねるにつれて、喪失感やネガティブな感情に悩まされていませんか?
「希望」の有無で、生きる為の意欲に大きな差が出ます。永続的な希望を持つ事で、より心も身体も健康的に過ごせるのです。
ぜひこれを機に、希望の構築をして幸せな人生を歩みましょう。
WELLLEAD(ウェルリード)は、“WELLNESS(ウェルネス)”という概念に沿って、私たちがより幸せにより安心して生きていくために必要となる要素を題材に情報を発信しています。