この腹筋運動をしている人は要注意
多くのフィットネストレーナーが実践しているのが立った状態での腹筋運動です。クランチのような床ベースのコアワークに比べて、首への負担が少ない利点があるものの、腹筋を鍛える際に、一定のバランスが必要となるため、難易度が少し高い傾向にあります。
多くのスタンディング・腹筋エクササイズは効果的ですが、その中でも行わない方が良いエクササイズもあります。
それは、スタンディング・サイド・ベンドです。
この腹筋運動は、片手でウェイトを持ったまま、まっすぐに立って体幹をウェイトを持っている側に曲げて、ウェイトが膝まで落としたら、直立して戻ってくるエクササイズです。大腿骨と腰を強化することを目的としていますが、これには問題があります。そのような動きを体にさせてはいけないのです。
なぜやめた方が良いのか
人間の体にとってその動きをすることは自然ではありません。ましてやウェイトを持って行うなんてもってのほかです。
非常に不安定な状態で腰椎から腰椎領域を働かすことになるので、腰痛の悪化や腰の鋭い痛みにつながることがあります。また、脊柱椎間板変性になってしまう可能性も。背骨へのリスクの他にも、足の間隔が適切でない場合、スタンディング・サイド・ベンドは膝に影響を与える可能性もありますし、そこから派生して、背中の他の損傷を引き起こす可能性があります。
また、この種の側屈は脊椎関節と柔らかい組織に負担をかけます。例えば、脊柱椎間板ヘルニアは、頻繁に膝を横にひねることで最も引き起こされます。ウェイトを持って腹筋を横に曲げることは、あまりにも脊柱椎間板、背骨筋、腰背筋膜に多くのストレスを与えすぎてしまうのです。
間違ったウェイトを選択した場合は、さらに悪化させてしう場合も。あまりにも重い重量を使用したら、体のバランスを崩し、腰痛が発生する可能性があります。
スタンディング・サイド・ベンドは、通常大きな筋肉よりも弱いあなたの横のコアの小さな筋肉を鍛えます。そのため、負荷をかけすぎると、小さくて弱い筋肉のバランスを崩してしまうので、ケガをしてしまうのです。
おすすめのサイドコアを鍛えるエクササイズ
サイドコアを鍛えるエクササイズとしては、サイドプランクがおすすめ。スタンディング・サイド・ベンドの他にも効果的に大腿筋を鍛えられるエクササイズはたくさんありますが、体に安全で、大腿骨に効果的とされています。
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