ウェルネス(wellness)って何のこと?
ウェルネスは、日本語に直訳すると、「健康」を意味します。考え方としてのウェルネスは、1961年にハルバート・ダン医師が最初に提唱しました。その意味は、『輝くように生き生きしている状態』のこと。
ウェルネスは、健康を肉体的な観点だけでなく、さらに広い視野でとらえた健康観なのです。「前向きに生きようとする心」や「自分に適したライフスタイルの確立」など、より自発的に健康になろうとする考え方のことを意味します。
しかし、この言葉が一般的に認知されるようになったのは提唱されてからもう少し後のこと。1977年に全米ウェルネス協会が設立されてからだんだんとその認知を広げました。
ウェルネスの7つの指標
①身体のウェルネス
病気がないことはもちろん、運動や睡眠も大切。今は健康に思えても、慢性的な睡眠不足やバランスの悪い食事、運動不足が将来の病気の種になっているかも。定期的に健康診断を受けてみるのもおすすめ。
②感情のウェルネス
感情のウェルネスは、自分自身の気持ちを理解して受け入れる能力のこと。これができると、自分のストレスをコントロールできるようになる。また、周りの人への感謝や愛情を伝えることで、良い関係を築くことができ、気持ちを満たすことができる。
③社会的なウェルネス
家族や友人、または何らかのコミュニティのなかで、良好な人間関係を築くことで社会的なウェルネスは高まる。なぜなら、良好な人間関係は、何かあった時でもサポートやアドバイスを受けることができるからです。逆に、周りからアドバイスを求められるなど、他者から必要とされることで、自分の価値を認識することにも繋がります。
④精神のウェルネス
精神のウェルネスは、人間として生きるの意味と目的を追求すること。自分の信念とは何なのか考えるなかで見えてきた軸が、何か問題が起きた時でも助けになってくれるはず。ヨガや太極拳など体を動かしながら自分を見つめてみるのがおすすめ。
⑤知性のウェルネス
知的ウェルネスは、何か新しいアイディアに出会った時に、知的探究心からそのアイディアや知識を広げていくこと。そのアイディアの片鱗はさまざまな所に落ちている。学校や会社、旅行先、映画……など。面白そうって思える場所に行ったり、何かをすることから始めてみて。自然と夢中になって知識が広がっていくはず。
⑥職業のウェルネス
職業的ウェルネスとは、職業上の努力を楽しんで、社会に貢献すること。仕事を通して個人の満足や人生の豊かさを得ることができる。仕事には、経験を生かしたボランティアやメンター、趣味を生かした講師なども含まれます。
⑦環境のウェルネス
環境のウェルネスは、地球に優しい行動をとることで、地球と調和して生きること。また、ここでいう環境には地球規模の話だけでなく、自身の生活環境や職場環境、対人関係なども含まれる。自分にとっても地球にとってもストレスのない環境を作ることが大切です。
WELLLEAD(ウェルリード)は、“WELLNESS(ウェルネス)”という概念に沿って、私たちがより幸せにより安心して生きていくために必要となる要素を題材に情報を発信しています。