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専門家おすすめの「脳に効果的なハーブ&スパイス」
アルツハイマーって最近よく聞くけど、命に別状はないよね?
また、アルツハイマー病が、世界の死因で第6位。アメリカでは、550万人以上の人がアルツハイマー病を患っていて、ほとんどが65歳以上だということがわかっているよ。
そう考えると、脳を健康な状態に改善させていく意識を持たなきゃいけないなって思うよ。でも何をしたら良いんだろう?
ウコン/ターメリック
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インドの一部の地域では、アルツハイマー病の発症率が他の地域よりも異常に低いという疫学的な証拠が見つかりました。スモール博士によると、一つの仮説として、《スパイシーな食べ物がこのリスクの低下に寄与している》ということ。特にクルクミンを豊富に使うカレーは、脳にメリットをもたらすことがわかりました。
スモール博士は、この仮説を元に二重盲検試験を行いました。軽度の記憶障害を持った50〜90歳にクルクミンを摂取してもらったところ、彼らの記憶力に有意な効果が示されたのです。その後、18ヶ月間、クルクミンを摂取し続けた被検体の28%の記憶力と気分が改善しました。
この効果が起こる正確なメカニズムはわかっていませんが、おそらくクルクミンの抗炎症性の利点と関係があるのではないかと言われています。
サフラン
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スパイスのサフランは、紀元前7世紀頃から薬として使用されてきました。現代の研究では、神経保護の効果があることが示されています。
2010年の研究では、サフランを毎日15mg投与することで、プラセボよりも認知機能に有意に優れた効果を生み出したことが分かったのです。しかし、22週間後には、この効果は消えてしまいました。
それでも、2017年に発表された別の研究結果では、サフランを1年間の使用した時、アルツハイマー病治療薬メマンチンと同等の効果を示し、動物実験では、サフランによって神経毒からマウスを保護できたこともわかりました。
ローズマリー
ローズマリーは脳の健康に最適なハーブの一つです。
高齢者の記憶力を向上させることが裏付けられています。また、抗炎症特性のおかげで脳細胞の死を抑制し、神経変性疾患から保護することが分かっています。
セージ
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セージは、軽度から中等度のアルツハイマー病の高齢者の学習と認知を改善することが実証されています。
抗酸化作用と「頭と脳」の機能を強化。記憶力を改善し、感覚伝達を速め、加齢に伴う認知機能の低下を遅らせる能力があることがわかっています。また、健康な人の記憶力を向上させる効果も。
シナモン
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2015年に行われた動物実験では、シナモンから作られたエキスが実験室のラットの記憶障害に役立ったことが示されました。
このことから、パーキンソン病患者の神経保護にも効果があるかもしれない、とスモール博士は指摘しています。古くから、シナモンは血行を良くするために使用されていて、血糖値の調整にも役立つ可能性があるのです。
生姜/ジンジャー
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生姜は、様々な健康効果があり、風邪、吐き気、関節炎、片頭痛、高血圧などの多くの病気の治療に何千年もの間使用されてきました。
認知症やアルツハイマー病の治療に有用であることも実証されています。また、消化や炎症の改善にも最適な食材です。
UCLA 長寿センターのゲイリー W. スモール医学博士は、抗酸化性および抗炎症性の利点が肯定的に脳の健康に影響を与えることができると示唆しています。
研究を重ね、更なるエビデンスが必要ですが、食生活にスパイスを取り入れることで脳への効果が得られるのならば、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
食事やドリンクでスパイスやハーブを取り入る
参考になったかな?
すでに発症している病気が改善されることもすごいね!!
脳にメリットがあるなら、僕も早めに対策しようと思った!
まだまだ研究を重ねて、正確なエビデンスが必要だけど、今わかっていることだけでも、十分結果が出ているのがわかるよね。
ぜひ、食事やドリンクでスパイスやハーブを取り入れてみてね♪
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