【自己啓発】日記で精神を整える「ジャーナリング療法」のメリットとは?

日記で精神を整える方法とは?

人は、トラウマを受けやすい生き物です。命を揺るがす事態や精神的にショッキングなことが起きてしまうと、なかなか本来の自分に戻ることができません。普段は普通に振る舞えたとしても、内情は自分をとても脆く感じ、不安やストレスに襲われます。

そんな状態になった時、人には2つの選択肢しかありません。そのまま不幸な”場所”に留まるか、前向きに進むことを決意するかです。

その選択は人それぞれですが、前向きに進むことを選ぶ方にはセラピスト(精神医)に通うことよりも、もっと簡単な方法をおすすめします。意外かもしれませんが、それは日記をつけることです。

そこで今回は、日記をつけることのメリットや日記のつけ方についてご紹介します。

ジャーナリング療法で心と身体の健康を向上

頭に浮かぶことを紙に書き出したり、感情的な状態や精神的な状態を助けるために日記をつけることを「ジャーナリング療法」といいます。この方法は、感情の調整、心の葛藤の解決、物事を明確に捉えて心と身体の健康を向上してくれる等、多くの利点があります。

もちろん、何事にも感じ方は人それぞれですし、心の健康を向上させる方法は一つだけではないので、ジャーナリングを行なった上で効果がないなと思ったら途中で止めるのも良いということを念頭に置いておきましょう。

体験者の声

 

Aさん
私がジャーナリングを始めた頃は自分に『大丈夫』と言い聞かせる日々。ジャーナリングは、自分は安全な場所にいるということを思い出させてくれる”場所”でした。ジャーナリングを繰り返していくことで、自分の心の中で起こっている問題を意識的にフラットに見られるようになり、今では心の闇の部分と向き合うツールの一つとして活用できています。
Sさん
ジャーナリングを続ける事で自分の心を恐れなくなりました。目を閉じた時に、自分の根底にある感情に恐怖を抱かなくなったということは、私にとって大きな一歩でした。

ジャーナリングの実践方法

では、ジャーナリングを普段の生活にどのように取り入れたら良いのでしょうか。

多少の努力を必要とする場合もあるかもしれませんが、ジャーナリングを実践出来る方法をいくつか紹介したいと思います。

①定期的な習慣にする

効果は、ジャーナリングを定期的に行うことで発揮されます。

(例)毎日:朝・夕方 2回のジャーナリングを行う場合

起床→シャワー→ジャーナリング→携帯のチェック→日常生活→寝る前にジャーナリング→就寝

このように一日を始めると”昨日の自分”から前進するだけでなく、その日の選択・決定するべきことが明確になります。また、ジャーナリングを通じて再度自分の価値観を確認することができるようになるのです。

そして、一日の締めもジャーナリングです。今日一日の自分の振る舞いを振り返ります。

「なりたい自分」で一日を生きることが出来たか?何か貢献できたか?など、毎晩ジャーナリングすることで反省と感謝の気持ちを忘れないことができます。

人によっては、毎朝、毎週、毎月…頻度は違うかもしれませんが、大切なのは習慣づけること。自分の心の状態を振り返る習慣をつけることで、心が健康でいられる確率が高くなるのです。

②日記を身近な場所に置く

毎日ジャーナリングをする例を挙げましたが、一日を通して日記を見返してみるのも良いでしょう。その場合、ジャーナリングの日記は身近な場所に保管しましょう。

仕事用のバッグに思いの全てが詰まった日記を入れて持ち歩く事に抵抗がある方は、持ち運び用の仕事ジャーナリングノートと、自宅に保管するプライベート用のジャーナリングノートに分けておくのも良いでしょう。ノートを身近に保管しておくことでジャーナリングする習慣がつくので、できるだけ一箇所にまとめておくことをおすすめします。

③感情が動いたら書いてみる

ジャーナリングは、毎日の反省や感謝を綴るだけのツールではなく、普段の感情を落ち着かせるために使用することができます。

 

Hさん
私は以前、電話越しで友人と大きな喧嘩しました。電話を切って自分の怒りが収まらなかったので、すぐにノートを開いて思いを綴りました。書くことで喧嘩の両サイドの意見を客観的に見る事ができ、心を落ち着かせる事ができました。

ジャーナリングは人生の様々な揉め事や決断を乗り切るために役立つ素晴らしい方法です。また、事例ができることで過去を振り返り、自分が取った行動を再確認できます。

日記の素晴らしい所はどんな時でも貴方に寄り添ってくれる”場所”であるということです。

④人からの評価や判断を恐れてはダメ

私たちは、家族やパートナー、同僚、友人、全ての人間から日々判断されています。しかし、ジャーナリングをしている際に、判断されることや評価されることを気にしてはいけません。周りの目を恐れず自由に日記を書くことがとても重要です。

自分を検閲してしまってはジャーナリングの影響を大幅に制限してしまう事になるので、「自分に正直に」をモットーに書いていきましょう。

実際、日記には何を書けばいいのか?

日記を書くための心得がわかったところで、ジャーナリングをしていく際に役立つポイントを紹介します。

1,自分自身の気持ちに寄り添ってみる

最近、自分の気持ちについて考えたことはありますか?それは、いつですか?他人のSNSをチェックする以上に自分の気持ちをチェックして自分の感情に寄り添う時間をもっと作っていきましょう。

2.一日の出来事を振り返る

一日の出来事を振り返り、自分の行動、達成できた事、できなかった事などの感想を書いてみましょう。
今直面している内容を整理し、問題の解決を目指しましょう。チャンスもピンチも人生で何度も直面します。その時過去の経験や現在の状況を書き留めることはその時と将来に必ず役立ちます。また、表現する事のできない感情がある時は日記に書くことで心が軽くなります。

3.送ることのない手紙を書く

誰にも送ることのない手紙を書くのも有効です。過去にあなたを傷つけた人や過去の許せない自分に今ならなんと言いますか?文字に起こすことで一種のケジメになるかもしれません。

ジャーナリングはビジネス観点でも脳内を整理するのに有効です。心の病でなくともジャーナリングを習慣にすることはあなたの財産になるはずです。

自分の気持ちに目を向けることが大切

今回は、日記をつけることのメリットや日記のつけ方についてご紹介しました。

ジャーナリングをすることで、自分の気持ちを理解し整理することができます。自分の気持ちに目を向ける機会が少ない方はぜひこちらを参考に自分の気持ちに寄り添ってみてはいかがでしょうか?

必ず前向きになれるきっかけになるはずです。


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