【解決】誰もが通る道…減量の停滞期(プラトー)に突入した時の対処法とは?

減量の停滞期(プラトー)に突入した時の対処法とは?

『よし!痩せるぞ!』と意気込んで始めた減量。健康になることを決意してから、生活を変えて、感じ方や見た目にも変化が出てきて、食欲もコントロールできるようになって体力もついていい調子!

と、思っていた矢先、それは突然やってきます。

経験者 Aさん
全て、正確にこなして、正しくスケジュールも組んでいるはずなのに、体重計が1週間動かないまま。あれほど絶好調だったモチベーションも過去最低になり、体に裏切られたと感じてしまう……。

減量経験者の多くが、停滞期(プラトー)に突入して体重と感情のコントロールに苦しんできました。

しかし、停滞期(プラトー)はなぜ起こるのでしょうか?今回は、停滞期(プラトー)が起こる理由と対処方法をご紹介します。

変化には時間がかかる

定期的に食べてきたジャンクフードなどで、何年もかけて蓄えてきた余分な脂肪を一晩でなかったものにするのは不可能です。体重だけでなく、習慣を変えていくのも簡単なことではありません。

しかし、私たちの体は、生き続けられるようにプログラミングされているので、食べる量や食材の種類・環境を変えると体は自分の安全を確認する作業に入ります。それが停滞期(プラトー)なのです。なので、変化が大きければ大きいほど、停滞期(プラトー)を経験するのは当たり前だということ。減量をするのであれば、コミットすること、忍耐、そして長期的に減量を続けるための適切な戦略が必要になります。

オーストラリアの研究では、減量に失敗する理由と原因を調べるために、BMIが30以上の76人にインタビューを行い、定性的な研究を実施しました。この研究では、参加者各々が減量方法の指示を受けましたが、誰一人として、長期的に減量を続けるための適切な指示を与えられないまま開始されました。その結果、参加者の7割は、減量に成功できませんでした。このことから、モチベーション維持をすることが長期的な減量に成功するためのカギであったということがわかりました。

停滞期に陥った時にやるべきこと

①やり遂げてきたことを振り返ってみる

減量を始めて、自分の望み通りの結果が得られていないとしても、きっと少しずつ進歩をしてきたと思います。振り返ってみて、今までやり遂げてきた自分を褒めてあげましょう。以前までは、毎日コンビニでお弁当を買っていたのに、今では自宅で健康的な食事の下ごしらえの時間をとっているとしたら、それは大きな成果です。あなたが、減量を始めて、どのように変化したのかを一度振り返ってみるのも必要な時間です。

②減量を始めた理由を思い出してみる

停滞期に突入して、物事を前向きに捉えられなくなったら、自分がなぜ減量を始めたのかを思い出してみましょう。減量があなたにとってどれほど重要なのか、なぜ目標を作ったのか、目標を達成したらどんなに素晴らしい世界が待っているのか、など自分に問いかけてみてください。今は納得のいく結果が見えなくても、自分がどうして減量を始めたのか、初心に返って考えてみると、また目向きな気持ちで減量に打ち込めるはずです。

③減量過程のリストを作成する

減量が計画通りに進んでいない時は、何もかもが上手くいっていないように感じがちです。停滞期に突入した時のために、減量スタートから今現在までの、写真やサイズがわかるリストを作っておきましょう。リストを持つことで、自分が変化してきた過程が目に見えてわかるだけでなく、前向きに背中を押してくれるはずです。また、「腹筋が目に見え始めた!」「やればできる!」などポジティブな言葉を書き留めておくのもおすすめです。

④目標設定を分割しよう

目標は、一朝一夕に実現するものではないので、健康的な習慣を長期的に定着させるためのシステム構築が必要です。

例えば、炭酸飲料を、永遠に避けるのは大変なことですが、「今週は炭酸飲料を避ける」など、1つの大きな目標をいくつもの小さな目標に分割してみましょう。小さい目標を多めに設定して、それを達成した自分にご褒美を与えることで、新しい習慣を維持し、成功したと感じられるようになります。しかし、ご褒美を与えすぎて減量に失敗してもいけないので、バランスに注意が必要です。

⑤自分を信じること

自分を信じるという単純な行為が、目標をより早く達成するために大きな役割を果たしてくれます。

心理学者アルバート・バンドゥーラの自己効力感理論によると、自分は目標達成する能力がないと思っている場合、そもそもの行動能力が低下します。もし目標に向かって行動を始めたとしても、達成する前に諦めてしまう可能性も高くなります。

自己効力感とは、どんな困難も克服し、必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知している信念の感覚です。

対処法を身につけて前向きに減量の停滞期と向き合おう

今回は、停滞期(プラトー)が起こる理由と対処方法をご紹介しました。

何年もかけて蓄えてきた余分な脂肪を一晩で消すことは不可能です。また、減量を始めて、変化がない時期もやってくるでしょう。しかし、今回ご紹介した対処方法で、前向きに停滞期と向き合ってみてはいかがでしょうか。

減量は、コミットすること、忍耐、そして長期的に減量を続けるための適切な戦略を必要とすることを覚えておいてくださいね。


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