【危険】怒ったまま帰宅してしまったときのリスクとは
家族がリラックスしてテレビを見たり、友達に電話をしたりと、平凡な夕方を思い描いてみて下さい。
そんな中、従業員や上司と激しい口論になったあなたが暗い気分のまま帰って来たとしたら、家族にどのような影響があるでしょうか?
今回は、怒りが周りの人や脳に与える影響についてご紹介します。
怒りは理性を破壊する
人は、怒りという感情によって理性を保つことができなくなります。それは破壊的な生存反応であり、一種の狂気とも言えるものです。また、怒りという感情は、脳にも影響があります。
例えば、人が笑い始めると、近くにいる人も笑い始める。他にもあくびが移るなど、。これは、心理現象ではなく、脳の一部が直接的に刺激されて他人と同じような反応になるのです。
このように、笑いやあくびと同様に、怒りという感情も周りの人に影響します。「そんなこと、たまにしかないから私は大丈夫。」という方もいるはず。しかし、それが大きな問題なのです。実は、継続な出来事よりも、断続的に起こった出来事の方が影響することが、様々な研究で証明されています。
ギャンブルを例にすると、賭け事は毎回必ず勝てるものではありませんよね。しかし、予測せず突然勝てた場合、その感覚が忘れられなくなり必ず勝てるという保証がなくても辞められなくなります。
ネガティブな例えをあげるのであれば、戦争で捕まって捕虜になってしまった場合、四六時中拷問を受ける事はないかもしれませんが、いつ拷問が再開するかわからない恐怖は計り知れません。
このように、断続的に襲ってくる恐怖や興奮が人にどれほどの影響を与えるか、理解いただけたでしょうか?
虐待の本質
それでは、「自宅でリラックスしている家族」を再度思い出して下さい。
あなたがどんな精神状態で帰宅するのか、家族が予測できなかった場合、本当に毎日リラックスして家にいることができるでしょうか?
あなたが怒って帰宅した時、家族がどう感じているか深くイメージしてみてください。
あなたの不機嫌な気分はすぐに家族に感染し、ギクシャクした空気になってしまいます。逆に、あなたが最高に楽しく、幸せな気分で過ごせていたら、家族にもプラスの効果が働くということを覚えておきましょう。
怒りの矛先
怒っていたり、ネガティブな感情がある場合、なるべく自分のイライラが解消できるまで帰宅しない。
あなたの怒りの矛先が、絶対に家族へ向いてはいけないのです。
ストレスを発散する必要がある場合は、ジムで運動をするなど身体を動かすのもおすすめです。気持ちを我慢するのではなく、自分に合ったストレスや怒りを解消方法を見つけましょう。
精神をリラックスさせてから帰宅する習慣をつけよう
今回は、怒りが周りの人や脳に与える影響についてご紹介しました。
良くも悪くも、人の感情や行動は周りに反映されてしまいます。自分の行動や態度を一度客観的に見直してみるのも良いかもしれません。
精神がリラックスできていることを確認してから家に入る習慣をつけてみましょう。
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