音楽の持つ癒しの力とは
音楽の話をしましょう。具体的には、音楽が身体的にも精神的にも癒しをもたらすことについてです。
近年、音楽が私たちに様々な効果をもたらすことを示す研究が増えています。
人生の中で最も思い出深い音楽体験を思い浮かべてみてください。最近の経験でも良いし、もっと昔の経験でも良いです。
目を閉じて、一生懸命思い出してみて下さい。その瞬間に戻ってみましょう。
あなたは演奏者でしたか、それとも観客の中にいましたか?
鮮明に思い出してみてください。あなたの感情はどうでしたか?エネルギーはどうでしたか?
私たちが求めているのはこの状態です。
どう感じました?
開放的ですよね。
音楽は、私たちをこのような気持ちにさせてくれる力があります。今回は、音楽の持つ癒しの力についてご紹介します。
音楽と自律神経
前述のように、「音楽は毎日の通勤時間の暇つぶしに役立つだけのものではない」という研究結果が増えています。
心と体の観点から見ると、音楽は自律神経系と深く結びついています。自律神経は、体内のバランスを調整している大変重要な神経です。呼吸、消化、その他無数の体内機能は、自律神経によって直接管理されています。
生理学的な健康状態と音楽への反応性の両方に関連していることから、音楽が治療効果を発揮するための1つの経路として自律神経が機能している可能性があると言われています。
音楽は体内のストレスを軽減させる
1700年代に遡ると、パリのサルペトリエール病院の研究者たちは、「音楽は血圧を下げ、心拍数を増加させ、脈拍数を減少させ、一般的に副交感神経系の働きを助ける」ことを発見していました。
平たく言えば、音楽は体内のストレス軽減を促進します。ストレスを軽減すれば、コルチゾール(副腎皮質から分泌されるホルモンの一つ)のレベルが下がり 炎症を抑えることもできます。
私たちは、音楽をベースにした治療を行うことで、病気を改善し、健康を増強することができます。音楽の最も良い点は、いつでも聴くことができるということです。処方箋や医師を必要としません。近年ますます人気が高まっている代替医療の一形態として音楽は一番手に入りやすいものかもしれません。
音楽家「大野乾氏」の発見
1970年に、日本の遺伝学者であり音楽家でもある大野乾氏は、音楽がDNAの形態のような繰り返しのパターンがあることを発見しました。
生物の遺伝子は、《アデニン・グアニン・シトシン・チミン》の4つのアミノ酸を含む4つのヌクレオチドからなるDNAの鎖で構成されています。
大野氏は、DNAの4つのアミノ酸にそれぞれに音符を割り当てました。「ド」にはシスチン、「レ」と「ミ」にはアデニン、「ファ」と「ソ」にはグアニン、「ラ」と「シ」にはチミン、そして「ド」には再びシトシンを。すると、DNAで音楽ができ上がったのです。
大野氏の作品は、「私たちがキャッチーなメロディーに感銘するのは、音楽という形で捉えられた創造性が、私たちのDNAを表現しているからだ」ということを教えてくれました。これらのことから、私たちが常に良い音楽を求めているのも不思議ではないと言えるでしょう。
音楽を実用的なものにするには
音楽を実際に取り入れるには日常生活や瞑想の中で実践し始めましょう。例えば、キッチンで調理をしながら好きな曲をかけてみてください。または、お風呂に入りながら音楽で体をほぐすなど…可能性は無限大です。
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一日をよりプラスに始めるために、朝用のプレイリストを作成したり、その他の用途にあったプレイリストを作成しておくのも一つの方法です。
毎日健全に生きるためのツールとして、音楽と改めて向き合ってみましょう。
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